脱炭素への取り組み

カーボンニュートラル実現に向けて

石福金属興業では「『脱炭素』実現に向けた取り組み」を経営上の重点課題の一つに位置づけ、脱炭素や省エネルギーに寄与する製品開発と、工場のCO2排出量の削減に取り組んでいます。

脱炭素に寄与する製品開発

ZERO EMISSIONS CHALLENGE

当社は、脱炭素化社会の実現に向けて、イノベーションの取り組みに果敢に挑戦する企業として、経済産業省により「ゼロエミ・チャレンジ企業」に選定されています。燃料電池の利用拡大に関するNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプロジェクトへ参画しており、国が掲げる「革新的環境イノベーション戦略」の諸テーマに紐づく国家プロジェクトを受託していることが主な選定理由です。
2012年より多数のNEDOプロジェクトへ参画している他、燃料電池に関連する団体へ複数参加しており、水素社会の実現に向けた貴金属触媒の研究や量産技術の開発へ積極的に取り組んでいます。

省エネルギーに寄与する製品開発

当社は貴金属の特性を生かして、特に内燃機関の燃費向上に寄与する製品を開発し、ガソリン消費量の削減を通じて世界の省エネルギーに寄与しています。
代表的な製品としては、自動車エンジンに使用されるスパークプラグ用途の貴金属電極チップ、同じく車載用の空燃比センサー用途の貴金属粉末・ペーストがあります。

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CO2排出量の削減

当社草加工場では、「カーボンニュートラル都市ガス」を購入しています。天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、森林保全などのプロジェクトにより創出されるクレジットと相殺することで、排出量の差し引きゼロを実現します。
また、太陽光、水力、風力などにより化石燃料を利用せずに創出された電力を多く含む「低炭素電力」を利用することで、環境負荷を低減しています。
これらの取り組みによる効果が表れ、2023年度の草加工場におけるCO2削減量45%(2013年度比)を達成しました。当社では引き続き、2030年度のCO2削減量 50%達成を目標に掲げ、各種の脱炭素活動を推進していきます。